酢飯の話。

 酢飯組のhksちゃんが卒業を考えたことがあって、yrmちゃんが寄り添い、kgmさんが引き止めたと聞いて。


「卒業しようかなって」

「えっ」

「どうしたのぉ、なんかあった?」

「いやぁ……ちょっとねぇ」


って二人が話し始めるのを見て、思わず、


「いやです」


って小声で呟いちゃって

はっと気付いたときには少女二人の耳にも届いてしまっていて

自分を見つめる目線に何か言わなきゃって思うんだけど

『二人より大人なのだから何かアドバイス出来たら』

『寄り添う言葉を言わなきゃ』

色々考えてみるんだけど、いつもなら浮かびそうなものなのに、どうしてもどうしても何も浮かばなくて

ただ口から出たのは、


「いやです……」

 

いつもの圧があるだとかオーラがあるだとか言われる声量はどこへ行ってしまったのか、蚊が鳴いているようなそんなか細い声で、ただ一言それしか出なくて

思わず顔を隠すと

 

「(加賀美くん/しゃちょお)は素直だなぁ」


って寄ってきてくれる二人。

改めてやっぱり離れ離れになりたくなくて話し合ってハッピーエンドになってほしいんだけど。

実際にはどんな話し合いが行われたか分からないけど、この三人は皆が子供だし皆が大人で、支え合って、引っ張り合って、振り回し合っているだろうなって思っている。

ずっと仲良くしててほしい。

コメント

  1. とっても良きエピソード・・

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    1. 本当のところはどうなのか分からないけど、あの三人にはずっとずっと仲良くしていて欲しいですね……

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